梅酢デトックスで腸が整う!スッキリ体質を手に入れよう

「デトックス」という言葉、やみくもに信じていませんか?

デトックス効果がある食品をとれば毒素が体から排出され、細身になると信じている人もいます。ですが、デトックス効果をうたう食品をむやみに信じることは危険です。

今回は、デトックスの正しい知識と、デトックス作用が認められている「梅酢」の効果についてまとめていきます。

デトックスにまつわる誤解とウソ

イギリスの研究団体ボイス・オブ・ヤング・サイエンスが行った調査結果によると、市場に出回るデトックス効果をうたう食品に科学的裏付けがないとされています。

では、デトックスという考え自体、はじめから存在し得ないものでしょうか?科学的根拠をもたない、いわゆる疑似科学にだまされないために、デトックスが何を意味するか理解しておく必要があります。

デトックスの意味を理解し、具体的に健康を手に入れるための方法を確認していきましょう。

デトックス=毒素を体外に排出する効果

「科学者たちが”デトックス神話”を棄却した」

この言葉は、英国放送協会(BBC)の記事につけられたタイトルを日本語に訳したものです。スーパーマーケットや薬局などの市場で販売されているデトックス効果をうたう商品が、実際はその効果をもたないということを報道しました。

デトックスは日常生活で体内に蓄積される「毒素」を体外に排出する効果のことを言います。

普通の生活をしているだけでも、私たち人間の体には空気中のダイオキシン類が微量ながらも蓄積されていきます。体内に規定量よりも多くダイオキシンがたまってしまうと、甲状腺機能や生殖機能に異常をきたすとされています。

デトックスブームは商業的?

そこで少しでも毒素を体外へ排出しようと提案されて始まったのが「デトックスブーム」です。

岩盤浴や断食、マッサージなどの刺激によるものから、食物繊維の摂取など日常的にできるものまで、さまざまな方法が提案されています。これらは一時的なブームになりましたが、ダイオキシン類が排出されるという科学的根拠は今のところありません。

では、デトックスという言葉自体が商業的に利用されているだけなのでしょうか?流行として利用されているだけの無意味な言葉と言い切る必要はありません。

腸内環境を改善し、便秘を解消するという意味でのデトックス効果は十分に期待できます。そして、その役割を担っているのが「梅酢」なのです。

腸内環境を整えるためのデトックス

ダイオキシン類が体内に蓄積していても実感はほとんどないでしょう。体調に変化を感じるほど化学物質が蓄積されていたとしたら、生活環境として大きな問題があります。日本の場合は空気汚染の基準値が厳しく設定されていますから、生活しているだけで体調を崩すことは考えづらいでしょう。

しかし、もっと身近に気をつけるべきデトックスがあります。それが「腸内環境の老廃物」です。

便秘が続くと肌の調子が悪化し、病気につながることもあります。腸は第2の脳と言われており、精神に及ぼす影響も大きいとされていますから、ケアをしていくことが大切なんですよ。

体に大きな影響を及ぼす腸内環境ですが、手軽に改善することができます。

腸内フローラが健康を左右する

腸内には3種類の細菌がいます。

  1. 善玉菌
  2. 悪玉菌
  3. 日和見菌

3種類の腸内細菌はストレスや食生活の影響で比率が変化しています。

理想的な数値は善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%の比率だとされており、細菌が腸内に生息している状態を「腸内フローラ」と言います。フローラとは日本語で花畑を意味しており、その腸内細菌が腸の壁面に生息している様相が花畑のようにきれいなことから名付けられています。

腸内細菌のバランスがほどよく保たれていることが、理想的な腸内フローラと言えるでしょう。

悪玉菌が多くなると日和見菌も害になる

便秘がつづいている状態では、腸内の悪玉菌比率が高くなっていると考えられます。

善玉菌と悪玉菌の作用は名前のとおり、腸の状態によい影響とわるい影響を与えることですが、日和見菌は腸内細菌の比率に併せて活動内容が変化します。なんと、悪玉菌が増えると、一緒に体のなかでわるさをし始めます。善玉菌比率が高いときはおとなしい腸内細菌なんですけどね。

そこで、悪玉菌の活動をおさえる対策が必要となります。

梅酢で腸内の善玉菌に栄養を与える

善玉菌は悪玉菌の活動を抑制してくれます。善玉菌が腸内で思い切り活動できるようにするためには、乳酸菌それ自体や栄養となるプロバイオティクスを取り込むことが必要です。

乳酸菌とは善玉菌の別名と考えておくとよいでしょう。乳酸菌といえばヨーグルトや発酵食品などに含まれている細菌。プロバイオティクスはその栄養となる成分のことを指します。

プロバイオティクスを含む食品として知られているのがオリゴ糖や梅酢です。特に梅酢には「梅ポリフェノール」という梅酢独自の成分が含まれています。

梅酢の研究が進むにつれて梅ポリフェノールの作用で、オリゴ糖では活発にならなかった乳酸菌まで活動的になるということが分かりました。また、ある研究機関の研究によるとインフルエンザの抑制効果まで確認されているんです。

梅酢成分が体のバランスを整える

「デトックス効果があります!」と主張するダイエット食品やマッサージなどをむやみに信じることは危険です。なぜなら、ダイオキシン類などの化学物質を体内から排出する科学的根拠が証明されていない可能性が高いからです。

信ぴょう性が高くないダイエット食品にたよるよりも、梅酢で腸の悪玉菌数を増やす工夫をしてみましょう。

梅酢に含まれている梅ポリフェノールには善玉菌の栄養となるプレバイオティクスとしての働きが確認されています。つまり、梅ポリフェノールの成分は腸内の善玉菌が活躍するための手助けをしています。

梅酢を飲む習慣をつけて、腸内環境をよい状態にしていきましょう。

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